カーテンの選び方【失敗しない上手なカーテン選びの3つの大事な極意】

カーテンの選び方【失敗しない上手なカーテン選びの3つの大事な極意】 家具の選び方・おすすめ
IC 広島
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カーテンを選ぶときは意外と悩むもの。
サイズや色合い・デザインなどをインテリアにマッチさせたいのは当然ですが、どのようにすれば違和感なく素敵なお部屋にできるかは想像力を働かせて選ぶしかありません。

でもちょっとしたコツを知ってるだけで失敗はグッと減るもの。
ここでは上手なカーテンの選び方を3つの柱から考えていきます

【1】カーテンサイズの測り方

カーテンを選ぶときにまず最初にすることは、どんなサイズのカーテンがピッタリなのかをハッキリさせること。
理想のサイズを出しておくことで、既成サイズでもどのサイズにすればいいのかが簡単に分かります。

カーテンの幅の計り方

カーテンの幅

カーテンを取り付ける窓の幅は、カーテンレールで計ります。
具体的にはカーテンレールの端にある、動かない固定されたフックの幅を計測します。

カーテンの幅の計り方

そしてそれを一応メモしておきましょう。
単位はメートルではなく「cm」です。

今度はその数字に「×1.05」と「×1.15」をそれぞれ計算します。
もっとも見栄えのいい幅は、左右に全体の長さの5~15%ぐらい出ている状態なので、「計測した数値×1.05~1.15」ではじき出された幅がもっともベストな幅になります。

【例】レールの端から端まで200cm

・200×1.05=210cm
・200×1.15=230cm

となり、「210~230cmの幅のカーテン」が理想的になります。

1枚もののカーテンならこの範囲から選べればベスト。
2枚で左右に開くなら、1枚「105~115cm」のカーテンがベスト。

ただ、オーダーメイドするカーテンなら問題はありませんが、既製品の場合ある程度サイズの規格が決まっているもの。
幅が足りなくて窓が全部隠れないというのが最悪のパターンなので、理想的な幅がなければその数字からもっとも「大きいほうで近いサイズ」を選ぶと失敗は少なくなります。

幅の測り方の詳細は、こちらを参考にしてください。

カーテンの長さの計り方

床まであるような大きな窓の場合

dantex1 / Pixabay

次に計るのは長さ(カーテンの丈)です。
床まであるような大きな窓の場合は床につかないギリギリに床からの高さがある窓(腰窓)や出窓は窓枠から少し下になるように計ります。
長さの場合も計り方はレールのフックからになります。

上の写真のような床まである大きな窓の場合は、床までの長さを計り、その数字から2cm引きます
カーテンが床についてしまうと格好が悪いので、ギリギリつかないぐらいがベストな長さになります。

床につかないなら-1cmでも見た目が変になることはありません。
ただ短すぎると変で、1~2cmが理想的です。

腰窓や出窓の場合

腰窓や出窓の場合は、逆に下に10~15cm垂らします
短いのは見た目も機能性も論外です。
「ピッタリ~少し垂れた状態」だと見た目は問題ありませんが、光や冷気・熱が簡単にお部屋に入ってきます。
総合的には下に10~15cm長い状態がベストと言えます。

カーテンの長さの計り方

【2】カーテンの色の選び方

カーテンの色

カーテンは壁の面積の大きな部分を占めるもの。
カーテンを閉めた時の存在感は相当お部屋のインテリアを左右します。

インテリアに合う合わないも大事ですし、色自体によるイメージもあるので、しっかりと熟考する必要があります。

カーテンの色選びのポイント

カーテンの色は

  1. お部屋の目的
  2. 色の心理効果

と、好みを合わせて考えることが重要です。

1.お部屋の目的

アースカラーのカーテン

  • リビングなら家族みんなが好む色
  • 個室は趣味に走る
  • 和室は落ち着いた色味

といった具合に、お部屋の目的に合わせて色を決めよう。

2.色の心理効果

黒は圧迫感がありますし、薄いグリーンやブルーは爽やかでリラックスできます。
暖色系は元気の出る色で、モダンな雰囲気にしたいならグレーが最適。

色による心理効果は間違いなくあり、それを活用して選ぶことも大事なポイントです。
カーテンの色に関する詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

【3】カーテンをシーンで選ぶ

次はカーテンを新たに購入するシーンで考えてみます。
サイズ・色やデザインに加えシーンに最適な選び方をすると満足感が高くなります。

新築のリビングにカーテンを新調する

新築のリビングにカーテンを新調する

StockSnap / Pixabay

新築のお家のリビングと言えば、新しい家の目玉となる場所。
サイズや色・デザインはもちろん、これから始まる新しい生活が楽しくなるようなカーテンを選びたいですよね。

デザイン的には明るくて少しポップなカーテンにしたり、少し頑張ってオーダーメイドするのもいいですね。
防炎・遮光などの機能性カーテンも必要に応じて考えたいところ。

新しいお家の場合、光の感じや通行人のことなど分からないことが多いと思うので、できるだけイメージを膨らませて選ぶと失敗も減ります。

ワンルームや狭い部屋の一人暮らし

ワンルームや狭い部屋の場合、狭さを強調するような色を避けることが大事です。
特に一人暮らしの場合、あまり考えずに好きな色を選んでしまい、お部屋が圧迫感ある窮屈な感じになってしまうということも。

とりあえず基本としては白系や薄い色合いにするのがおすすめ
部屋を広く感じさせる効果があります。

ただ、壁・天井・カーテンと全て薄い色だと野暮ったい雰囲気になってしまうので、ソファやクッション・テーブル・チェストなどで色味をつけます。
ワンポイントのアクセントなら派手な赤やオレンジなども全然OKです。

西日のキツイ部屋

西日のキツイ部屋

guregure / Pixabay

窓の向きによって、西日のキツイ部屋が出てくることもあります。
日差しは歓迎でも「まぶしくて暑い西日」はちょっと微妙ですよね。

だからと言って簡単に遮光カーテンと考えてはいけません。
遮光カーテンはとても暗くなってしまうので、まぶしいから・暑いからという理由で夕方カーテンを閉めると、電気をつけなくてはいけない暗さになってしまいます。

逆に普通のカーテンなら日差しを遮っても明るさはそこまで落ちないので、バランス的にはちょうどいいと言えます。
西日の部屋のカーテン選びには次のようなことを考える必要があります。

  1. まぶしさ
  2. 暑さ
  3. 紫外線

1.まぶしさだけなら遮光カーテン

上記の通り遮光カーテンは非常に暗くなります。
西日がキツイ部屋と言っても、遮光カーテンで調節すると部屋が暗くなり電気をつける必要が出てしまいます。
日中なのに電気をつけるのがイヤという人には向いていません。

2.暑さを解消するなら遮熱カーテン

西日のイヤなところは、その暑さにありますよね。
夏に西日の当たる部屋は、地獄のような暑さになることも。

そういう時は遮熱機能の付いたレースのカーテンがおすすめ。
外から入る日差しを抑え温度上昇を抑えてくれる機能です。
レースなのでまぶしさはありますが暗くはなりません。

また、暑さ対策が目的ならガラスにコーティング剤を塗るとか、夏場は「すだれ」にするなど他の対策も合わせるのがいいですよ。

3.紫外線が強烈

西日は紫外線も強烈。
お部屋にいたとしても日焼けや紫外線によるデメリットが起きてしまいます。

夏の紫外線は仕方ないところですが、お家にいるのに日焼け止めをつけるのがイヤという人もいると思います。
また、家具やフローリング・畳なども日焼けして劣化が進んでしまいますよね。

そういう時は遮光カーテンもいいのですが、紫外線カット機能のついたレースのカーテンという選択肢もあります。
遮光カーテンの多くはドレープカーテンなのでどうしても暗くなってしまいますが、紫外線カット機能の付いたレースのカーテンならそんなこともありません。

女性の中にはとことん紫外線を浴びたくないという人もいると思います。
そういう女性には、紫外線をしっかりカットできるレースのカーテンがおすすめです。

まとめ

カーテンは「サイズ」「色・柄」をまず決めよう。
さらにシーンに合った機能を追加できれば理想。

見た目・使い勝手の両面から自分の部屋にピッタリなカーテンだと、とっても過ごしやすくなりますよ。

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